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コインチェック、匿名通貨取り扱い中止

はじめに

今年1月26日5億2630万XEM(約580億円相当)が流出した仮想通貨交換業者コインチェックが、3月16日送金先を追跡できない匿名性の高い仮想通貨3種類の取り扱いを中止する方向で調整していることがわかりました。

匿名性の高い仮想通貨に関して

今回コインチェックが取り上げた匿名性の高い通貨とは、モネロ、ジーキャッシュ、ダッシュです。

技術的解説

出典:https://hajimete-tousi.com/archives/44/

一般的な仮想通貨の送金方式である一対一の一方向ではなく、同じ時間に送金しようとしている複数ユーザーの送金取引をプールにまとめて(CoinJoin)、順次送金していく方式です。この送金形式により、送金履歴の追跡が容易ではなくなり、匿名性の高い取引を実現させます。

DASHの匿名性を実現する「Dark send」を用いて行われた取引は、ダッシュネットワークに参加している一般ノードではなく、ランダムに選出されたマスターノードによって承認作業が行われます。
最初の送金者からプールへのコインの移動は、マスターノードが行いますが、この時マスターノード自身も誰がどの金額を送金してるのかわからない仕組みとなっています。
そして、プールから送金先へのコインの移動の記録に関しても、実際にブロックチェーン上に記録が残るのは、送金プールから個別の送金先に送金が行われた部分のみで、誰が送金したかは記録されません。
こいういった形が取られることで、アドレスの監視による所有者の特定を防いでいます。

匿名通貨の問題点

これらの仮想通貨は、プライバシー保護が高い一方で、犯罪や資金洗浄に利用されるリスクを指摘います。実際に、モネロについてはモネロをマイニングした上で北朝鮮の大学に送金するマルウェアが見つかっています。

コインチェックが今回の判断に踏み切ったワケ

コインチェックが今回匿名性の高い通貨の取り扱いの中止を検討している要因として、金融庁からの仮想通貨交換業者としての認可が下りていないことが挙げられます。
コインチェックは既に申請はしているのですが、現在「申請中」、みなし仮想通貨交換業者という状態で運営しています。
加えて、NEM流出事件などで失った信頼回復のために、少しでも安心な取引業者であることを示したいのではないでしょうか。
いぜれにせよ、信頼回復には時間がかかるでしょう。

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