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大手金融機関でありスイスを拠点としていクレディ・スイスがオランダのINGファイナンシャルサービスグループとR3のCordaブロックチェーンプラットフォーム上にて250万ユーロ(約3億3000万円)の有価証券取引をしたことを1日に発表した。

https://www.credit-suisse.com/corporate/en/articles/media-releases/cs-and-ing-execute-first-live-transaction-201803.html

クレディ・スイスはINGと担保貸付アプリケーション上にてHQLAデジタル担保レコード(DCRs)を使い、オランドとドイツ政府の国債所有権の取引をした。DCRsを用いた証券の転送方法は、規制の透明化だけでなく、システムリスクの緩和や運用リスクの低下に繋がることもあることから、金融機関の資産管理が効率的に高まると見られている。

クレディ・スイスの業務は主にプライベートバンキング、投資銀行、アセットマネジメント(資産運用)を3本柱としており、今回のケースを踏まえて今後様々な金融サービスにブロックチェーンを用いる可能性がある。ING企業向けの金融業務のイノベーション部門のアイバー・ワイズマ部長はデジタル台帳技術を使う事は、規制当局に台帳へ直接アクセスする機会を与えることができ、所有権や元々の場所まで全取引をデジタル記録を開示できることであるとコメントしている。実際に情報開示の重要さは認めつつも、情報が曖昧であるためにトラブルや訴訟が起こることから、そのようなリスクを回避をするためにも今回の試みは金融機関にとっては大きな前進と言えるだろう。

さらに同氏は今まで透明性の低かった店頭での取引に比べ、金融システム全体をより回復性にあるものとするであろうとコメントしていることから金融機関に対する信用度向上にも繋がることになる。INGのブロックチェーンイニシアチブの代表は、年末までに同技術の応用は活発になると予想している。

金融機関が今後ブロックチェーン技術を前向きに採用する事で、人員削減や決済のシンプル化、様々なブロックチェーン技術の互換性も必要になってくることから、新たな対応策も出てくることが見込まれる。金融機関としてはブロックチェーン技術が最終的に時間とコスト面において既存の資金移動にかわる方法として見ており、金融機関に働きかけるリップル社はリップルによってそれを提供しているが、既存の銀行の多くは完全なコントロールを望んでいる事から、今後もR3のCordaプラットフォームのようなブロックチェーンを使うかもしくは開発していくと思われる。

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